風任せ弾丸トラベラー

月イチ弾丸トラベル SFC解脱後の楽しみ方

島根民藝旅1日目 袖師窯、舩木窯、湯町窯 ANA特典航空券20220506

GW明けの5月6日から3泊4日で島根民藝の旅へ
0650羽田発ANA381
0805米子空港着
0820空港バスで松江駅へ
0905松江着
ロッカーに荷物預ける


3日間有効のチケット購入レークラインバス乗車
0930松江城大手前で下車



国宝の城はコンパクトながら風格を感じる。





石垣を見ながら城入口手前、神社隣りにある洋館興雲閣へ
妻からここのタルトが絶品だったと聞いていたので、一階にある亀田山喫茶室にて
ミショウカンとイチゴのピスタチオタルト
確かに美味しかった。
まだ朝の9時台だというのにほかに二組、おひとり様客。


2階に登り、テラスから松江市内を一望


窯巡りに、足を残すため、階段がある城はパスして、お堀へ戻る


1010の堀川遊覧船に乗る

城の周りを一周徒歩では大変なので、便利

途中、橋下の低い箇所があるため、屋根が下がり乗客も身を屈める


乗船場に近い歴史館で出雲の民芸展鑑賞
これから巡る窯場の良い予習になった
図録を購入する


1120 早くも2度目のティータイム。松平不眛公おひざ元でお茶を頂かないわけにはいかない
歴史館の庭のテラス席で抹茶と和菓子


時間節約のため、タクシーで袖師窯へ

正午に袖師窯着 ちょうど昼休みで作業は見られず
袖師は持っていないと思っていたが、角皿に馴染みのデザイン見つける
バリエーションがあり、若い人にも受けそうなデザインが多い
豆皿など小品5点求める
タイミングよくパスがきたのでバスで松江駅へ戻る


1235松江駅南口の根っこで海鮮丼。デザートがおはぎなのに驚いた



電車、パスの接続悪いので再びタクシー。
布志名の舩木窯に1時20分ごろ着く
有名だと思っていたが、タクシーの運転手は知らず、探しながら宍道湖に面した住宅街奥に。
看板もなく、母屋の呼び鈴鳴らすと、お母様が出られて、伸児さんを呼んでくれた。

まず、比較的手頃な作品やアウトレット的な作品のあるギャラリーへ。
舩木三代の作品が並ぶ。


続いて、出西窯指導の際にリーチが逗留した離れへ案内される。
庭は宍道湖に接し、リーチが描いた宍道湖の絵は全てここでスケッチしたそう。

柚木沙弥郎の屏風、師匠芹澤の作風の影響が見られるとの説明。
柳や浜田、河井、民藝の重鎮が皆、この部屋に集ったと聞き、いつまでもいたい気持ちになった。
玄関でお会いした92歳のお母さまは、女子美で柚木が芹沢先生の助手だった時代に両氏に学んだそう。


以前、訪ねた横浜の巧藝舎で、
研兒が英国に留学する際のエピソードを聞いたと話すと、伸児さんも見送りに行って、先代の小川さんに肩車してもらったと懐かしそうに話してくれた。


座敷から階段を降りて、洋間へ。
メキシコの椅子や李朝、スペイン家具など各国の工藝が並ぶ。


写真がボケてしまい撮り損なったが、緑釉の瓶もかつて焼かれていたもの。舩木窯の最盛期にノリタケの輸出用を手掛けていて、廉価なリモージュというイメージで欧米でも人気があったという。
道忠さんら三代の作品でよく使われている、薄黄色の釉薬は地元でとれる石だそう。
地元で昔から使われていたのを、光沢が出る加工にした。
ウミウシをイメージした伸児さんの作品が目を引いた。


舩木家代々、ハートマークなどの窯印の様な模様はたくさんあり、作者を示すものではないという。これはそういった模様をいろいろ集めて作品にした陶板



ギャラリーへ戻り、3代の作をそれぞれ選ぶ。


道忠はキセルから吸っていたタバコ大好きとのことで、灰皿を。
研兒の小碗、伸児さんの代表的な模様の緑の皿
研兒さんの魚の陶飾りをおまけで頂いた。
他にも、島岡達三が滞在していた時に、人間国宝に決まり、急きょ、益子へ戻った話や、
濱田庄司の勧めで電気窯にしたなど、エピソードをたくさん伺った。

夢のような1時間半。
思い切って事前に電話予約してよかった。


1445に舩木窯を後にし、徒歩で玉造温泉駅へと向かう。
背中のリュックが重く、日差しも強く暑い。聞いていた20分ではとても到着できない。
途中、道を尋ねると、飼い犬が襲いかからんばかりに吠えまくる


1520湯町窯着
玉造温泉駅すぐそば。
3代目福間琇士さん4代目庸介さんが作陶する。
人の良い優しい3代目に、舩木窯から歩いてきたというと驚かれた。
好みの皿がたくさんあったが、あまり目にしたことない柄の小皿2つ求める


玉造温泉駅へ着いたが、迎えのバスを待ち切れず、タクシーで玉造国際ホテルへ。

温泉街からは離れた宍道湖沿い、眺めも良く2色付き1万円と格安。
何より、500円払えば入りたかった系列の長楽園の大露天風呂にも入れるのが魅力

1615玉造国際ホテルのシャトルバスに乗り、10分で長楽園の露天風呂に着く


浴衣パンツ履いて混浴の大浴場 (露天風呂写真は旅館HPより)
開放感があり、最高に気持ちいい


1650温泉街散策、たこ焼き食べる
1740のシャトルバスで、1805国際ホテル着


1830夕飯 価格を考えたらビュッフェでなくて懐石の夕飯は素晴らしい


1900湖畔で夕涼み


大充実の一日、力尽きて2100に就寝