風任せ弾丸トラベラー

アラフィフ会社員の弾丸トラベル SFC・ダイヤ修行を口実に

特典航空券で山口・萩へ1泊2日

毎月1度は旅に出るのを目標にしてきた2018年、11月初めに錦帯橋の紅葉を見るつもりで羽田ー岩国空港往復を予約していたのですが、前々日にギックリ腰になり断念。毎月記録は途切れましたが、12月6日に予約変更して萩・秋芳洞を1泊2日で目指すことに。


しか~し、山口の地理に不案内な私は、岩国空港から萩・秋芳洞へ行くことがどれほど大変か理解していませんでした。空港からバスで岩国駅へ向かい、JRで清流新岩国駅へ、そこから徒歩で新岩国駅へ。こだまに乗って新山口まで30分。新山口から萩へは高速バスで60分、秋芳洞なら30分(さらに萩まで60分)かかるというではないですか。短い旅程であることやこだまの費用などを考え、泣く泣く3000マイル払って解約。新たに往路萩・石見空港、復路山口宇部空港便を取り直しました。


宿は海に面して温泉がある萩の「リゾートホテル美萩」を予約。


最寄りとはいえ、萩石見空港から萩市街までは60キロ、電車とバスなら2時間半以上かかるようです。前日までに予約すれば空港から萩市まで2500円で乗り合いタクシーがあるというので、事前に予約しました。客は私1人。山道と海岸線を交互に走り70分ほどでホテルに到着しました。


萩市内も意外と広く、1時間に2本、1乗車100円の循環バス2系統を使わないと観光スポットを巡れません。日没まで3時間ほどしかなかったので、東回りと西回りのバスを乗り継いで松陰神社を目指しました。



江戸文化が大好きな私にとって、明治維新の立役者である元勲たちは敵のようなものなので、正直、あまり思い入れがありません。ただ、自宅に近い伝馬町牢屋敷は松陰が処刑された場所なので、身近な存在です。


簡素な小屋の松下村塾が残っていて、塾はわずか2年半だったと知り驚きました。好き嫌いはともかく、新しい時代を作った若者たちが、江戸から遠く離れたこの地で海の向こうに思いを馳せ、国の行く末を真剣に考えていたのだと想像すると、感慨深いものがありました、


萩のガイドブックやバスのアナウンスでは、伊藤博文や木戸孝允は呼び捨てなのに、松陰だけは吉田松陰先生とかならず敬称をつけるところに、この地の人たちの変わらぬ尊敬の念がうかがえます。


帰りに博物館前で下りて、江戸時代から変わらぬ城下町を歩いてホテルに戻りました。ホテルでは翌朝、無料のマイクロバスツアーで30分ほど城下町を案内してくれました。ホテルの元会長さんの味わい深い解説テープを聞きながら巡ると、歩いただけではわからなかった貴重な街並みが、地元の人たちの努力と協力で今日まで残されたのだなと一層、ありがたみを感じました。


ホテルのベランダからは目の前に菊が浜、左奥に萩城があった指月山が見え、夏なら最高の海水浴場。夕飯もふぐ刺やあわび陶板焼など豪華でした。温泉は循環、加温、消毒でいまひとつでしたが、総合的にはとてもお値打ちな1泊2日16800円のホテルでした。