風任せ弾丸トラベラー

月イチ弾丸トラベル SFC解脱後の楽しみ方

鹿児島弾丸湯めぐりデトックス

月に1度は雲の上。弾丸ツアー続けます。
修行僧の身で自腹オンリーだった昨年とは異なり、今年は特典航空券を使いまくって、未知の西日本を楽しんでいます。仕事と体調不良で正月休みの台湾旅行を中止したため、初フライトは1月25日の鹿児島1泊2日。


ストレスでイライラしがちだったので、脳の疲れをとるべく、名湯に浸かり、砂風呂へ毒を埋めに行くことにしました。


前夜というか、当日未明に帰宅後、始発電車まで1時間半ぐらいしか寝ていなかったので、初日は、無理をしないプランに。
鹿児島空港からバスで市内随一の繁華街天文館へ。まだ午前10時半でしたが,開いていたうなぎ屋「末よし」へ吸い込まれました。斜め前に座った独り暮らしと思しきおばあさんが、この時間から、うなぎのかば焼きを肴にビールを飲んでいて、さらに、追加でうな重を頼んでいたのには驚きました。香ばしくて美味でした。

おばあさんに負けていられないので、私もそのまま、喫茶「天文館むじゃき」へ向かい、名物シロクマを食べました。1月に頼むメニューではないなと思いましたが、目が覚めました。


宿は4種類の源泉を持つ、名湯霧島の霧島ホテルを前日に予約。チェックインまで時間があるものの、観光するパワーがなかったので、マッサージへ。「ほぐし猫」で1時間、生き返りました。


再び、空港へ戻り、バスで50分ほど山を上るとホテル前のバス停硫黄谷に到着。急坂の上にホテルが見えましたが、バス停の待合所にある内線で送迎をお願いしました。


お目当ての温泉は予想以上(撮影禁止なので、写真はホテルHPから)。巨大な温室のようなガラスの建物に覆われた大浴場は圧巻です。硫黄谷温泉の14種類の泉源からあふれ出る硫黄泉、みょうばん泉、塩類泉、鉄泉の4種のお湯。プールのような深さ1.4メートルの立ち湯では、うたせ湯と噴水からも惜しみなくかけ流されていました。おいしいミネラルウォーターまでかけ流し?で、秋田の乳頭温泉をもしのぐ、今までで最高の温泉でした。


ひとっ風呂浴びて部屋に戻ると、スギ林の向こうに沈む夕陽が美しかったです。


夕飯会場のレストランでは、ガラス越しにシイタケのほだぎに群がるシカが見えて、不思議な感じです。手前にはシカの銅像もあるので、毎日姿を見せるのでしょうね。


翌朝は8時23分発のバスで空港へ戻り、指宿行きのバスに乗り換えました。1時間40分の長旅でした。指宿が近づくと、海岸線沿いの道が続き、楽しめました。


時間節約のため、駅前からはタクシーで砂むし会館「砂楽」へ。中国や韓国からの若者が多かったです。うっかり、ロッカーにスマホを置き忘れたため、砂風呂写真は砂楽のHPから。砂をかけられると、全身の血管が脈打つのが体感でき、15分ほどですっきりしました。砂を流した後は併設する温泉にも入れて、1080円はお値打ち。


バスで指宿駅へ戻るとちょうど、特急指宿の玉手箱「IBUTAMA」が次の電車。古い列車の車内をおしゃれに改装して売店を設け、時折、販売員の女性が車窓からの眺めをガイドするサービスも。カメロンパンと二色プリンを食べていたら、1時間であっというまに鹿児島中央駅に到着しました。ホームに到着すると玉手箱から煙が出るしかけも。


ラーメン隼人で遅い昼食後、まち巡りバスで、城山へ。大河ドラマは観ないのですが、なぜか、最終回の西郷どんが亡くなるシーンだけは観ていたので親しみがありました。


続いて、仙厳園へ。桜島がドーンと飛び出すような近さ、梅の花もほころんでいました。


名物両棒餅(じゃんぼもち)もいただきました。なんでも、武士が腰に大小二本の刀を差す姿だそうです。


空港ANAラウンジには薩摩焼酎がありました。下戸で残念。