風任せ弾丸トラベラー

月イチ弾丸トラベル SFC解脱後の楽しみ方

10連休GWもANA特典航空券 4日目島原

有明海のむこう、天孫降臨伝説の宮崎・高千穂の方からの日の出が5時20分過ぎだとホテル内に案内が掲示されていたので、がんばって5時10分に起きて、刻一刻と変化する光のショーを楽しむ。


朝食はテラスで、潮が満ちたオーシャンビューはまるで海外リゾートに来た気分。最終日の5月7日は島原市内をノンビリするという大雑把な予定しかなく、10時ギリギリにチェックアウト。


まずは武家屋敷近くの無料駐車場に車を停め、武家屋敷街へ。無料で見学できる屋敷そのものよりも、生活用水だったという水路を中心とした街並みが興味を引く。駐車場がある家では、狭い水路脇の道路でどう入出庫するのだろうか疑問がわいた。1台だけ軽自動車が通ったが、普通乗用車の家は相当腕の良いドライバーなのだろう。私には無理だ。


市内あちこちから見える、普賢岳・平成新山と島原城。あまり高い建物がないので、ランドマークにしっかり存在感がある。


島原城はコンクリ造で、階段を上りたくないので登城せず。


裏手に回ると。南島原出身の北村西望の日蓮像が。昨日、原城跡で観た天草四郎の彫刻も屋外展示されている。


城の石垣越しに普賢岳と平成新山。令和の時代は自然災害が少ないことを祈る。


車を街中の公民館近くの有料駐車場に移動し、湧水の町を歩く。濁りのない水路に鯉が泳ぐ不思議な光景。


医者の別荘だったという四明荘は、こんこんと水が湧き出す池の上に木造の家が建っている不思議な場所。近隣一帯が湧水地だそうで、よく、家が傷まないものだと感心する。


さびしいアーケードを抜ける直前、なんと元禄元年1688年創業という松屋菓子舗を発見。アーケード側は洋菓子店、大手川沿いに和菓子店入口。下戸で甘味極道な私は、旅先でしか食べられない菓子と出会うのが何よりの「口福」。試し買いしたザボン最中が絶品だったので、観光した後、再び店に戻り、みやげに購入しようとしたが、日持ちがせず数も足りなかったためあきらめる。残念。


連休明けで閉まっている店が多く、足が疲れたので、ようやく見つけたラーメン屋に入る。とんこつ臭い店内に一歩入って失敗を確信。ちゃんぽんが、びっくりするほど、とんこつ臭くてまずい。皿うどんもうまくない。ほとんど残してしまった。客がおらず、調理人が客席で新聞読んでいて、愛想もなし、調理後もすぐテレビのある客席に戻ってしまうひどさ。最後にやらかしてしまった。ただ、食には好みがあるので店名は記さず。


口直しがしたかったので、平成新山を眺めながら妻が見つけた山の上のカフェGardenへ向かう。島原の街を見下ろす山腹の景色がすばらしく、フレッシュなイチゴジュースやタルトで気をとりなおす。


大村にある長崎空港への帰路は、諫早堤防道路経由で。漁業、農業双方に複雑な問題を生じた干拓事業の堤防、水門は、人知の限界を戒める建造物。


途中、道の駅長崎街道鈴田峠を経由して、空港近くのサンスパ大村 ゆの華へ。雲仙でほんものの温泉に入った後だが、大人650円と安く、時間調整には最適。3日間ずーっと妻が一人で運転して、疲労も限界だったので良い選択だった。


最後は、同じ敷地内にある沖縄居酒屋ゆいまーるへ。佐賀牛(3月の佐賀旅行では時間がなく食べられず、リベンジ)で長崎旅行を締めくくる。店内から大村湾に沈む夕陽が見られた。サンスパの敷地内には給油所もあり、レンタカー店もすぐ近くで便利だった。


帰路便は初めてのソラシドエア共同運航便。グレーと黄緑のシートやCAの制服が洒落ていて気に入った。