風任せ弾丸トラベラー

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シーギリヤ、ヘリタンスカンダラマ スリランカ3日目 

スリランカ3日目の14日は、ツアーのハイライト、シーギリヤ。
5時半に起床、6時半朝食で、7時半には車でシーギリヤへ向かいました。ホテルから、湖をぐるりと回り、40分ほどで到着。


駐車場からウォーターガーデンを抜け、かつてはライオンの形をしていたというシーギリヤロックへと歩を進めます。岩の上にレンガを積み土台をつくって建造物をのせたそう。
岩と建築の融合はバワの作品にも通じます。


5世紀後半、たった11年間王都がおかれたこの地は、父である王を殺害させ、腹違いで王族の血筋の母の子だった弟をインドに追放したカーシャパが、復讐を恐れるあまり岩山に建造した王宮です。まもなくインドから攻め戻った弟軍に敗れたのちは仏教の僧侶に寄進されたものの、やがて忘れ去られ、発見されたのは1875年のことです。望遠鏡で岩を眺めていたイギリス人が色鮮やかな壁画「シーギリヤ・レディ」を見つけ、1400年の眠りから目覚めました。


元々のツアー日程では昨日がシーギリヤの予定でしたが、到着が午後だと暑いだろうからとガイドさんの提案で、変更になりました。これが大正解でした。

8時半に歩き始めたとき、シーギリヤロックの上、やや後方に太陽があり、写真撮影にはちょうど逆行でした。しかし、階段がある岩の正面側には直射日光が当たらないので、ライオンテラスや頂上などの一部を除けば、帽子をかぶっているとかえって暑く感じるほどでした。


残念ながら現在シーギリヤ・レディの撮影は禁止。盗撮する人も少なくないようですが、敬意をこめて、まぶたに焼き付けるだけにしました。

壁画を日の光で反射させて観賞したというミラーウォールを抜けます。ここはいったん階段がなくなりほっとします。

きつい登りで膝が笑い出したころ、ライオンテラスに到着。元々は、ライオンの頭があったそうですが、現在は、爪跡だけが残り、宮殿の入り口になっています。私はここが頂上だと思って、息絶え絶えになって階段を上ってきたので心が折れ、頂上を諦めようか真剣に悩みましたが、小休止をとって再びキツイ階段を一歩一歩上がることにしました。

ライオンテラスから頂上までは10分ほどでしょうか、ただ、幅が狭く、下を見ると足がすくみます。上る人と下る人がすれ違うので、こけたら危険なので緊張感があります。

頂上に着いたのは9時半。ちょうど1時間で登り切りました。ジャングル、湖、山々ぐるり360度の眺望と、木陰を吹き抜ける心地良い風に疲れが癒されます。

眼下にはプールが広がり、王様が美女たちが水浴する姿を眺めた玉座も残っています。

登ったら下山は避けられません。足を滑らせたら、110キロの巨漢が下の人を柵もろとも突き落としてしまうので、腰を引きながら、慎重に下りました。

下りも、見学しながらほぼ1時間。登頂できた達成感で大満足です。駐車場を出てすぐの場所が横からシーギリヤを撮影する絶好のポイントでした。


体のメンテナンスが必要なので、そのまま、アーユルヴェーダAthreyaへ向かい、3時間1万4000円のコースを奮発しました。
まずは、先生が脈を診て、3タイプの体質のうちどれかを診断し、担当者にメモを渡します。これによって、オイルのハーブの配合が変わるそうです。
紙パンツ一枚になって横たわると、オイルを全身に塗り込めながら優しくなでるようなボディマッサージ60分。続いてリフレクソロジー40分。いつも受けているマッサージに比べて弱すぎて物足りなかったですが、リラックスできました。


続いて30分のシロダーラ。額に温かいオイルをたらし続けるのですが、実に気持ち良い。10年ぐらい前に初めて受けたときは、ただ、オイル垂らしてどうなるの?と疑心暗鬼でしたが、これで3度目、本当に頭がすっきりして、目の疲れもとれます。


この後、部屋を移ってハーブスチーム20分。葉っぱが床いっぱいに敷かれた部屋ですが、やや蒸気が弱く、これも物足りない感じかな。最後にシャワー10分。3時間にはあと20分足りないじゃないかと突っ込みたくなりますが、まぁ、目くじら立てない。
施術中は物足りなかったものの、シーギリヤ登頂のダメージが最小限に抑えられて、その後も快適に旅を続けることができました。


ホテル前からは引いた写真で全景がとれないので、湖の対岸からヘリタンスカンダラマをパシャリ。


ホテルへは午後3時過ぎに戻り、カフェテラスでクラブサンドと パインクーラーの軽い昼食。そのあとはプールサイドで、まったり。


ブッフェのディナー後は、疲れが出て、8時過ぎには眠ってしまいました。午前2時に目が覚めてしまったので、写真の整理やブログ書き。浅い眠りを繰り返すうちに朝に