風任せ弾丸トラベラー

月イチ弾丸トラベル SFC解脱後の楽しみ方

鳥取民藝の旅2日目 1105


5時50分に起床
砂丘行きの始発 鳥取駅7時発のバスに乗る
380円、20分ほどで砂丘東口に



砂丘入り口まで5分歩く



朝、少し雨が降ったおかげで表面が固まっていて歩きやすい



とはいえ、砂の壁に挑むと、ズルズル滑る




刻々と光が変化し、砂の表情も豊かだ
観光施設が9時からのため、人も少なく気持ちいい


オアシスでは、朝の草刈り作業


水が湧いている
ここは日本???
10数年前にモロッコのサハラ砂漠でテントに泊まるツアーに参加したが、ワープしたような感覚に襲われる

砂山を2つ越えて海へ
冬の日本海 なぜかみちのく一人旅が頭の中でエコーする
脚が長くなる影がうれしくて何枚も撮る


荒々しい波に砂浜もえぐられている


違うコースで帰ろうと思い、ドツボにはまる
オアシスが見当たらない


防風林が見えたので、道路があると推測してそちらへ進む
歌碑がある場所に出た

少し歩くと別の歌碑

8時20分、想定していた入口と全く逆側に出る。砂山をいくつも登っているうちに方向感覚がずれたようだ。
地図の北東から入って同じあたりに出たつもりが、出たのは真南

仕方ないので、子供の国入り口のバス停を目指す。次のバスは9時28分。30分待ちだが選択の余地ない。


予定よりだいぶ遅れて街へ戻る
10時開店と同時にたくみ民藝店へ
期待していた牛ノ戸焼がほとんど売れてしまっていてあまりない。
店の奥は沖縄や大分など他県の品なので、やや拍子抜け。
ただ、木工品について質問すると、高さが変わる電気スタンドが現行品であることや、特注でスイッチカバーなども作ってもらえることがわかって良かった。


現在は鳥取民藝木工の福田豊さんという方が製作しているそう。
偶然、この日も納品に来ていてお見かけした
先代は虎尾政治に師事し、吉田璋也の指導を受けて民芸木工を始めたという。


結局、2階で開催されていた地元山根窯の石原幸二さんの作品2つと
皿たて2つ、牛ノ戸の小皿1枚を購入


店員さんが「牛ノ戸焼きは、まちパルにも少しあるかもしれない」というので足を運ぶ。

なんと、欲しかった緑釉白釉黒釉三方掛の7寸皿が1枚だけ。ややひしゃげて、白い部分に灰がとんで茶色くなっているのもご愛敬。もちろん、即入手しました。鳥取まできて良かった


急いでホテルへ戻り11時ギリギリにチェックアウト


荷物をバスターミナルのロッカーに預けるため、駅前へ
帰りの空港バスチケットを購入し、ロッカーに荷を入れて身軽に

11時15分発の100円循環バス 緑バスに乗って鳥取城へ


11時25分 仁風閣前到着

鳥取城がある久松公園入口には県出身の岡野貞一作曲の「ふるさと」が、さだまさしや、由紀さおり姉妹、島谷ひとみなどの歌声で聞ける設備が。
EXILEのATSUSHIバージョンを聞いてみました。


城跡がある山に向かって入口右奥に 仁風閣

広いサンルームが気持ちよい


イラストレーター 毛利彰・みきさんの父娘展をやっていました。
1968年の伊勢丹はサイケ


砂丘で足が死んでいたので下から見上げるだけのはずでしたが、少し城跡を上ることに
正午ごろ、一段上がった場所にあるベンチでようやく休憩
鳥取駅で買ったふろしき饅頭とぼて柿で一息


ここにしかないという球状の石積み 天球丸


仁風閣前の芝生でテント泊ができるイベント中


紅葉もきれい



帰り道、公園前の道路から撮影した全景


おやつは食べたものの、たくさん動いたので腹ぺこ
たくみ割烹へ向かう途中、「砂の器」にも登場したと宣伝する皿そばの店を見つける
13時20分 皿そば喜楽で10皿とおにぎり


そのまま、すぐ近くのたくみ割烹へ 和牛カレーとハヤシのハーフ&ハーフ

トイレの洗面器も素敵でした


14時 いよいよ、大本命の鳥取民藝美術館へ

二階では吉田璋也と交流があった柳宗悦ら民藝の中心人物たちを紹介する展示が開かれていました



芹沢のコーナーには、先日板絵を入手した微笑観音の軸が偶然飾られていてびっくり


道路向かいから美術館、工芸店、割烹の全景

向かいには吉田医院。前々日まで公開していたと聞いて残念

ぶらぶら、土産を物色。駅前から鳥取城までまっすぐ、アーケードの商店街が連なる。
地方都市はシャッター通りばかりだが、比較的健全で頑張っている印象


最後は疲れをとるため街中にある、源泉かけ流し日の丸温泉でひとっ風呂


午後4時すぎ、バスまでの時間をすごそうと、すなば珈琲へ向かうも、
非情な張り紙
なんと、すでに閉店時間


16時35分 駅前周辺で喫茶店を探してチャップリンへ。ここも5時閉店
セーフ!

一日で2万6000歩、17キロ歩きました。
やはり、旅は良い


旅行の数日前、ヤフオクで松本民芸家具と入力したら、偶然、鳥取の辰巳木工製と思しき引出付スツールがヒット。出品者はメーカー不明としていたが、間違いないでしょう。
旅から戻り無事、落札しました。不思議な縁を感じます



この本に同型のスツールの写真が掲載されていました


次はどこの民藝を見に行こう