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沖縄写真展に思い募る

10月16日恵比寿の東京都写真美術館で開かれている「琉球弧の写真」展(~11月23日)にポタリングで行ってきました。


Goto解禁になったものの、沖縄へ行ってよいものか決めかねている身には、1枚1枚が語り掛けてくるようにしみます。


展示されている7人の作品は石川真生さんを除いて、撮影が可能です。
受付で確認したところ、「ハッシュタグ写真美術館をつければ、SNSなどに掲載しても構わない」といわれたので、何枚か紹介します。


山田實、比嘉康雄、平良孝七、伊志嶺隆、平敷兼七、比嘉豊光さんについては初めて知りました。


中でも山田實さんの作品に魅かれるものが多かったです。


「波の上のプール」1960年


「公設市場」 那覇1962年


「守礼門でスケッチ 再建された頃」1958年


山田さんが影響を受けたという土門拳の「筑豊のこどもたち」を模してざら紙に印刷した写真集1000円をミュージアムショップで購入しました。一緒に復刻版の岩波写真文庫も



比嘉康雄「女性初の国政参加 コザ、山内」1970年
72年の沖縄返還に先立つ選挙ですね。


平良孝七「71・9石垣島」
自分が2歳だったころ、石垣にはまだ、こんな住環境で暮らす子供がいたんだなあと驚きました。移住者も増え、有数の観光地として店が立ち並ぶ今の石垣からは想像できません。

同じ写真家の「70・6与那国島」
今も牧歌的な空気が流れる島ですが、さすがに馬に乗って移動する姿は見られないな。




平敷兼七の「共通語を使いましょう」1972年の伊平屋だそうです。


比嘉豊光「奥間ビーチ」1970~72年
北部リゾート地として有名なオクマビーチは今も半分は米軍に占拠されたままですが、当時は、まったく入ることが許されていなかったのですね。当初は将校向けだったそうです。

同じく「コザ暴動」1970年


せっかくなので、一昨年那覇に見に行った石川真生さんの写真をいくつか。
ちょうど、その時ご本人が会場にいらして、「撮影やブログに掲載してもよい」と許可いただいたので



ガーデンプレイスにちょうど、ブルーシールがあったので、青空の下、一服。


首里城も工事を見学できるそうだし、コロナが今の状況で落ち着いていたら、12月に足を運ぼうかなあ。


#東京都写真美術館