風任せ弾丸トラベラー

月イチ弾丸トラベル SFC解脱後の楽しみ方

一攫千金 糸魚川でヒスイ拾い 4日~5日目


天気が下り坂の24日は、晴れている予報の新潟県糸魚川までドライブ。50キロほどなので、たいしたことないと思っていたら、山道の国道はカーブとトンネル、坂道の連続。道幅狭く、ダンプや大型輸送の対向車がビュンビュン。ドライバーの妻が山育ちで山道の運転に慣れていてよかった。


9時に出発して、10時20分にフォッサマグナミュージアムに到着した。
世界ジオパークの糸魚川を知るには、まずここということで足を運んだが、予想よりはるかに面白かった。
2000万年前に日本列島が大陸から離れるときにできた巨大な裂け目がフォッサマグナで、糸魚川ー静岡構造線という断層が西側に走る。
ヒスイは5億年前に岩石が海洋プレートとともに大陸の地下に引き込まれた際に、高い圧力を受けてできたという。天然記念物指定の小滝川ヒスイ峡では採取できないが、合流する姫川が日本海に注ぐ海岸ではヒスイ拾いが自由にでき、ミュージアムで鑑定もしてくれるという(現在はコロナで中止)


こんな石よく見つけたものだ。無能の人もびっくり


お勉強の後は、日本海の幸を求めて「大瀬」という店でメギス天丼と海鮮丼のランチ。



北陸道最大の難所、名勝「親不知」を目指す。
道の駅ピアパークの親不知海岸でヒスイ探し。こんなきれいな玉石のビーチは初めてだ。
夢中になって石を拾う。ヒスイは必ずしも緑ならずと、ミュージアムで学んだので
五色の石を選んで持ち帰った。果たしてヒスイをゲットできたのだろうか?


広重が描き、芭蕉や謙信も通った天下の険「親不知」は、明治16年に人力で断崖を削って道ができるまでは、断崖直下の波打ち際を歩き、大波が来ると岩の割れ目に避難して1週間以上足止めされることもあったという。




展望台で折り返す。海岸沿いの道は気持ちいい。沖縄かと見紛う海の青さ



糸魚川の市街地へ戻り、ヒスイ海岸へ。ここにもヒスイハンターがいた。


安全運転で、午後4時ごろ白馬のホテルに戻る。


この日の夕飯も秀逸。サーモンタルタル、甘鯛ポワレ、キノコポタージュ、豚肉ロースト、ベリーチョコケーキに塩アイス


そうそう、朝食はビュッフェだった。
ビニール手袋してとらなくてはならないのがコロナの現実を思い出させる



最終日の25日は朝から本降りの雨。
11時にチェックアウトし、道の駅白馬で土産を物色する。
長野への途中、道の駅小川で昼食。
この道の駅は白馬よりもずっと良かった。レストラン、コンビニ、直売所の3棟がつながっていて、村民の知恵と工夫が詰まった品ぞろえ。あんずソースや栗、協力隊が最近開発したという西山大豆のきなこを使ったダッグワーズとキャラメリゼしたアップルパイなどたくさん買ってしまった。
おいしい手打ちそばと富山湾直送の海鮮を山の中で食べられるとは。


長野市では、無料の城山東駐車場から歩いて善光寺詣り


続いて本館が改築工事中の長野県信濃美術館・東山魁夷館へ。東山がドイツに留学したことや北欧を旅したのを初めて知った。白い馬が緑の樹々に覆われた池の畔に現れる幻想的な作品「緑響く」は、蓼科の御射鹿池がモデルだそうだが、北欧の森の雰囲気がある。

やはり旅は最高だ。
今まで当たり前だった旅ができなくなったことで、一層、思いを強くした。
さぁ、次はどこへ