風任せ弾丸トラベラー

月イチ弾丸トラベル SFC解脱後の楽しみ方

ANA特典航空券で鞆の浦、仙酔島1日目

6月21日、前回の初ヒロシマで足を運べなかった福山の鞆の浦へ。数年前に観た流星ワゴンというTVドラマの舞台になっていて、趣のある港の風景を味わいたいと、またも1泊2日で弾丸。


広島空港からバスで1時間で福山駅。そこから路線バスに乗り換えて30分で鞆港のバス停に到着。


小雨がぱらつくなか、鞆の浦の旅へという地元のガイドブックで知った食事処「おてび」へ。お目当ては950円の小魚定食。かますの南蛮漬けや舌平目、ハゼ、コチなど大きくなるのを待たずに食べるなんてぜいたく。ここでしか味わえない地魚なのでおすすめ


腹ごなしに街を散策。江戸期の五つの港湾施設「常夜燈」船着き場の「雁木」「波止場」船の修理場「焚場(たでば)」、船の出入りを監視する「船番所跡」が残っているのが歴史的に貴重だそうですが、古くて低い建物が続く街並みも味わい深い。


もうひとつの魅力は小さな町に19もの寺があること。なかでも浄土真宗本願寺派の南禅坊は朝鮮通信使の上官の定宿だったそうで、唐風の山門が目をひきます。地元の人に聞いたところ、交易で景気の良かった商人が競うように寄進したから寺が多いのではないかとのことですが、何代も続いた豪商はほとんどいないそうです。


お正月に必ず耳にする名曲「春の海」の作者宮城道雄の父の出身地で、先祖の墓もこの寺にあるそうです。階段を上ると歴史民俗資料館の敷地に宮城道雄像がありました。


ここでしか買えないペリーも飲んだ保命酒という薬味酒が名物ときき、4酒造のうち保命酒屋で試飲する。酒は飲めないし、漢方は苦手なので恐る恐る口にしたが、思ったよりクセがなく炭酸でわるといけるので、一番小さいのを一本購入する


島へ渡る前に、KCカフェでひと休み。コーヒーフロート美味しかった


15時半のフェリーで仙酔島へ。往復240円を行きにまとめて払う。5分で到着。


日本で初めて国立記念公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心に位置し、潮がぶつかりあうパワースポットの島には、国民宿舎と今回の宿泊先「人生感が変わる宿 ここから」の2軒の宿泊施設がある。宿名がなんだかインチキ宗教ぽくて警戒したが、松の薪をたいてその余熱で入るよもぎ、びわ、海藻の3つの洞窟蒸し風呂と海水風呂、「世界一の露天風呂」(つまり海)に順番に従って2時間ぐらいかけて入ると、体の毒が抜けるというのにひかれて来てしまった。来る前から知っていたが、ふとんを自分で敷いたり、食事内容もいまひとつだったり、朝から餅つきしなくちゃだったり、説教くさかったりと好みはわかれるかな。次回は国民宿舎だな。ただ、スタッフは気持ちの良い人ばかりだった。



宿の入口には美智子さまが訪問された時の写真が飾ってあった。


部屋からの眺めはまさにオーシャンビュー



夕飯は歩いて5分ほどの食事処へ。


宿にはセルフでやるバーもあったけど、下戸なのでパス