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小さな旅 豊洲市場の歩き方

11月16日の休み、前日に今年最後の大きな仕事を終え、天気も良かったので、自転車で豊洲市場見学に行きました。


浜離宮脇の新しい道と橋を通り、3つの橋を越えると豊洲市場に到着。
築地市場からは2.5キロほどでしょうか。


市場は管理棟を除くと3つの棟に分かれます
エレベーターで3階のデッキに上がり、まずは、水産卸売場棟へ。到着したのが午前10時過ぎだったので、遅かったですが、時間によってはここでマグロのせりが見られるそうです。入口で市場関係者と一般に分けられ、自動検温、手を消毒して中へ。
市場内はカードが使えない店がほとんどですから、この棟の入り口左にある、みずほ銀行のATMでお金をおろしておくことをお勧めします。


続いて水産仲卸売場棟へ。一つしか行く時間がないのならば、ここです。飲食店と物販店舗が入っているからです。3階飲食店の入り口は手前ですが、先ほどの棟から数百メートルはあります。中へ入るとターレがパネルの前にディスプレイされていました。ガラス越しに除く市場はこんな感じ。


吉野家1号店も移転していました


築地時代は、寿司店は高いうえにいつも混んでいるので洋食ばかりでした。この日は、常に行列していた人気の「寿司大」にすぐ入れたので、豪勢に4800円のおまかせを頼みました。江戸前の煮切りしょうゆを塗ったスタイルで、どれも新鮮でおいしかった。とくに鰆は最高でした。


市場関係者しか入店できないラーメンふぢの。こういうのは大切です。


元々、築地場内の物販ってあまり、買うものがない印象でした。しかし、一応、見ておくことに。建物を一度出て、デッキ通路をさらに百メートルぐらい進むと入口。通路を戻るように歩き、エスカレーターで4階へ。歩かされるなぁ。

閑散としていてびっくりしました。たまに、ターレや自転車が走っているのにはうれしくなりますが、平日の昼前とはいえ、寂しすぎる。お店の人も手持ちぶさたです。
愛飲している魚がし煎茶はカードが使えたのですが、先ほどの寿司で手持ちが1000円ちょっとしかなく、買いたくても買えません。お店の人に聞くとATMは最初の卸売市場棟にしかないそう。なんというお役所仕事!往復20分はかかってしまいそうなので、おいしそうな「農家のゴーダチーズ」はあきらめました。


現金商売の商文化は守るにせよ、都が観光地として考えているのなら、利用者の動線を考慮すべき。せめて、物販店がある場所に小さなATM付きコンビニでもあれば、市場の人も、観光客も利用できて助かるはず。このままでは、空きテナントが増えるのが目に見えるので、今からでも、検討すべきです。


最後に、ゆりかもめ市場前駅の向かいにある青果棟へ。見学はせず、1階の飲食店を確認。こちらも人気だった大和寿司ですが、行列はなく、すぐ入れそう。ここには数店舗しかなく、なんだかなぁ。


紆余曲折を経て移転した市場。残念ですが、昔の築地のにぎわいを取り戻すのは難しいでしょう。もっとも、大切なのは市場機能ですから、それでよいのかもしれませんが。