風任せ弾丸トラベラー

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10連休GWもANA特典航空券 長崎1日目

GWは航空券も宿も高すぎる、でも、遠くへ行きたい。10連休は無理だけど、3~4連休ならとれるだろうと、1月29日に羽田ー長崎(5月4日発7日戻り)のANA特典航空券を予約しました。行きはハイシーズンで9000マイル、帰りはレギュラーシーズンで7500マイル。夫婦で3万3000マイルでした。


GWは特典航空券を使えないと思い込んでいたのですが、ピークが予想される除外日(今年は羽田発が4月27、28、5月3日。羽田着が5月5日、6日)をのぞけば予約できるのを昨年知りました。暦通りの勤務ではないので、帰りを連休明けの平日にすることでプラチナチケットを手にすることができました。


宿も、高騰している初日だけは駅前のビジネスホテル・クオーレ(シングルに2人)12600円(狭い、高い。普段の倍!?)、2日目は雲仙の国民宿舎28100円(2食付き2人分)、3日目は島原南風楼24840円(2食付き2人分)と、3泊で1人3万2千円に抑えることができました。

午前10時過ぎに長崎空港着、バスで長崎駅に向かい、ホテルに荷を預け、おすすめされた近くの「大八」という中華店でちゃんぽんと皿うどん、おでん。開店直後なのに満席で15分ほど待ちましたが、どれも上品な味でとてもおいしかったです。


初めての長崎なので、まずは路面電車で原爆資料館へ。人体実験を行った当時の米政府に怒りを覚えると同時に、規模や手法の差はあれ、日本も中国や朝鮮半島で多くの人を殺害したことを肝に銘じる。戦争は絶対に起こしてはいけない。「(北方領土は)戦争で取り返すしかない」などとのたまうような、お勉強だけできる輩が、国を動かすことがないよう、選挙には必ず行かなければ。


資料館入口の観光案内の方に道を聞いて、浦上天主堂、平和記念像、爆心地を巡る最短ルートを教えてもらいました。


資料館で観た爆風に破壊された姿とは異なり、再建されたレンガ色の浦上天主堂は穏やかな姿で建っていました。原爆の被害にあった聖人とおぼしき石像が堂の下で往時をしのばせます。


妻が同僚に教えてもらったフルーツイワナガに立ち寄り、フレッシュなイチゴジュースとカラマンダリンジュースで一息つき、平和記念像へ。若い観光客たちも、その迫力ある姿に畏敬の念を抱いて、亡くなられた方々を悼んでいました。各国から送られたモニュメントは東西冷戦時代の反映か、ロシアや、チェコ、キューバなど旧東側諸国からのものが多かったです。


爆心地には被爆当時の地層が残っていました。被爆した子供を抱く女性の像には日輪が後光のようにさしていました。


路面電車を乗り継ぎ山手の洋館とグラバー園を目指します。駅からあふれるほどの行列でしたが、3両連結のため1度で乗れました。石橋で下車し、スカイロードというエレベーターで東山手住宅へ。長崎の街と港が一望できました。




グラバー邸は工事中で覆いがかけられていましたが、バラなど花が咲きほこる園内にある他の洋館などを見学し、洋館を使った自由亭喫茶室へ。水出しコーヒーもある本格派でケーキも美味でした。


坂を下り、大浦天主堂に午後5時20分に到着。ステンドグラス以外は質素な作りの堂内には、多くの観光客がいましたが、やわらかで静かな時間が流れていました。駆け足でセミナリオや展示を観て、閉まるギリギリ18時に出ました。


行きたかった出島はすでに閉園してしまったので、眼鏡橋へ。川まで下りられるので、写真を撮る人が大勢いました。


一日中長崎市内を歩いて2万378歩。ヘトヘトだったので、ホットペッパーで探した一心堂で30分足のマッサージしてもらい、ホテルにチェックインしたのは午後9時20分。11時前には床に就きました。